2019年2月のブログ記事

  • 化学療法 Cape+CDDP+T-mab療法

    Cape+CDDP+T-mab療法(カペシタビン+シスプラチン+トラスツズマブ療法) 胃がんに用いられる標準的治療。 21日(3週)ごとの治療で2~3か月に1回CT等を撮影し、効果があれば続ける 催吐性リスク 高度  脱毛リスク 24% 治療スケジュール 1コース目12時間 2コース目11時間 ●... 続きをみる

  • 化学療法 mFOLFOX6±BV(Bmab)療法

    mFOLFOX6±BV[エムフォルフォックスシックスベバシズマブ]療法  レボホリナート+オキサリプラチン+フルオラシル±ベバシズマブ療法 大腸がん術後の4~6週間以内に投与 14日(2週)ごとに12コース 再発・転移の場合は2週間ごとに治療の効果がある間続ける。 催吐性リスク中等度  治療スケジ... 続きをみる

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  • 化学療法 SOX療法

    SOX[ソックス]療法(S-1+オキサリプラチン療法) 胃がん・大腸がん再発時に用いられる 21日(3週)を1コースとして効果が続いている間施行さえる。 1日目の夜から15日目の朝までS-1を14日間内服する 催吐性リスク 中等度 スケジュール 約2時間30分 ●グラニセトロン(カイトリル) 5-... 続きをみる

  • 化学療法 S-1療法

    S-1療法(テーガフル・ギメラシル・オテラシルカリウム療法) 主に胃がん術後の治療、そのほかに結腸癌、直腸癌、手術不能または再発乳がん、膵がん、胆道がん、頭頸部がん、非小細胞肺がんに用いられる。 42日(6週)毎に治療。28日間内服・14日間休薬を1コースとして繰り返し1年間続ける。 ※14日内服... 続きをみる

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  • 非オピオイド アセトアミノフェン

    副作用はNSAIDsにくらべ少ないが、抗炎症作用はない。肝機能異常に注意。 NSAIDsに起因する「アスピリン喘息」罹患者への投与は禁忌である。 ●カロナール錠 1回300〜1000mgを経口投与し,投与間隔は4〜6時間以上とする。なお,年齢,症状により適宜増減するが,1日総量として4000mgを... 続きをみる

  • 非オピオイド NSAIDs

    副作用:胃潰瘍、腎障害(初期症状として下肢浮腫)、喘息、肝機能障害、凝固異常 併用注意:抗凝固薬の作用増強、ARB・ACEの作用減弱 ニューキロノン抗菌薬併用でけいれん、SU薬 作用増強 ※成人の喘息のうち10%がアスピリン喘息といわれている。NSAIDs内服後1時間ほど経ってから症状が現れる。 ... 続きをみる

  • 鎮痛補助薬

    ●サインバルタカプセル(SNRI) 神経障害性疼痛(焼ける、締めつけられる、しびれる)に有効 副作用:抗コリン作用、眠気、パーキンソン症状、ふらつき 禁忌:コントロール不良の閉塞隅角緑内障の患者 ●リリカカプセル 神経障害性疼痛の第一選択薬。。 副作用:眠気、めまい、ふらつき、浮腫、腎機能低下、霧... 続きをみる

  • 弱オピオイド

    ●コデイン 代謝された後にモルヒネの1/10の鎮痛、鎮咳作用をしめす。 副作用はモルヒネ同様。 効果発現:30~60分 持続時間:4~6h TMAX 1~2h T1/2 2.5~3.5h 1回20mg、1日60mgを経口投与 ●トラマドール 鎮痛作用 モルヒネの1/5 効果発現:30~60分 持続... 続きをみる

  • オピオイド 全般

    ●オピオイド3大副作用 ➀眠気・・・開始時期、増量期に出現。1~2週間で自然に消失 ②悪心・・・開始時期、増量期に出現。  対応:ハロペリドール、プロクロルペラジン、メトクロプラミド、ドンペリドン、ジフェンヒドミン、ヒドロキシジンの投与  持続する悪心にはドンペリドン、メトクロプラミド  体動時の... 続きをみる

  • オピオイド ヒドロモルフォン

    モルヒネの類似物。腎機能低下患者で使用可能。低用量から開始できる。 オキファスト®注やフェンタニル®注より薬物相互作用が少ない 皮下注で高用量のオピオイドが使用できる レスキューで唯一の錠剤。 ベースが1日1回服用で可能。 ●ナルベイン注 2mg、20mg ●ナルサス 2mg(最少用量)、4mg、... 続きをみる

  • オピオイド オキシコドン

    モルヒネにより副作用が少なく、ある程度の腎障害患者にも使用可能神経障害性疼痛にも効果があるとの法億もある。 副作用の悪心は2週間ほど、眠気は5日ほどで通常自然消失する。 ●オキファスト 10mg、50mg 効果発現:5分以内 持続時間:3~4h TMAX 5分 T1/2 3~5時間 レスキュー:1... 続きをみる

  • オピオイド フェンタニル

    モルヒネに比べ腎機能低下例、透析患者にも使用できる。せん妄・便秘のリスクも少ない。 腸閉塞にも使いやすい。問題点としては耐性ができやすいという点。 ●フェンタニル注  0.1mg、0.25mg、0.5mg T MAX 投与直後 T1/2 3.5時間前後 レスキューは1時間量を投与 持続静注の維持量... 続きをみる

  • オピオイド モルヒネ

    作用:鎮痛、鎮静、鎮咳、呼吸困難感改善、止痢 副作用:呼吸抑制、イレウス、悪心、便秘(98%)、眠気、依存性・退薬症候群(あくび,くしゃみ,流涙,発汗,悪心,嘔吐,下痢,腹痛,散瞳,頭痛,不眠,不安,譫妄,振戦,全身の筋肉・関節痛,呼吸促迫等)、まれに無気肺、気管支痙れん、喉頭浮腫 腎機能が悪い場... 続きをみる

  • 静脈栄養

    ●エルネパNF 1号、2号 禁忌 電解質代謝異常のある患者 重篤な肝障害 胆道閉塞のある患者 重篤な腎障害のある患者 1号 熱量 560kcal/1000ml 840kcal/1500ml ブドウ糖 120g/1000ml 180g/1500ml Na+50mEq/L K+22mEq/L 2号 熱... 続きをみる

  • 経腸栄養剤(薬品)

    1)エンシュア 熱量:150kcal/100mL タンパク質 5.3g/100ml 2)ラコール 熱量:100kcal/100ml タンパク質:約4g/100ml ビタミン、電解質及び微量元素の不足を生じる可能性があるので、必要に応じて補給すること。長期投与でセレン欠乏症(心機能の低下、爪白色変化... 続きをみる

  • 経腸栄養剤(食品)

    1)MA-8 + 熱量:100kcal/100ml  タンパク質:4g/100mg 2)CZ-Hi 熱量:100kcal/100ml タンパク質:5g/100ml MA-8より高たんぱく 3)インスロー 熱量:100kcal/100ml タンパク質:5g/100ml 糖尿病、耐糖能異常の患者に使用... 続きをみる

  • 栄養補助食品

    ●食品・・・食品衛生法。通販などで購入可。保険適応無しのため実費 ●薬剤・・・薬事法。医師の処方箋は必要。保険適応あり。 ●高エネルギー 1)メイバランスmini  熱量:125ml 200kcal(1.6kcal/mlの高濃度) タンパク質:7.5g 脂質:5.6g  脂質が多いため膵炎などには... 続きをみる

  • 栄養学 メモ

    ●栄養の評価は1回/週行う。評価項目はBMI、kg、Alb、TP、トランスフェリン、等 ●TPN中止の歳、一時間前に半分の速度で投与することで低血糖を予防できる ●経腸栄養剤は塩分含有量が少ないため、長期的投与すると低Na血症となる可能性がある ●過剰栄養では肝胆酵素が上昇する ●TPN中は脂肪肝... 続きをみる

  • 栄養学 投与量

    ●エネルギー 投与量 25~30kcal / kg   例:50kgなら 1250 kcal~1500 kcal/日  少ないと栄養障害 多いと栄養過剰(over feeding)  慢性的栄養障害の患者に急なTPNを開始するとrefeeding syndromeの危険性有り ●水分量 投与量 3... 続きをみる