12誘導心電図のブログ記事
12誘導心電図(ムラゴンブログ全体)-
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通常、ST部分は平坦で高さはP波の始まり部分と同様に基線に一致する。 心筋の虚血、壊死、炎症、肥大、電解質異常によりSTは変動する。 成人では虚血性心疾患が多くを占める。 ●ST上昇 ドーム状(上に凸) 直線型 水平型 下記二つはBrugada症候群。(睡眠時、安静時にVfを引き起こす可能性あり)... 続きをみる
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QRS波とは心室が収縮する時の心筋内における電気のお流れを反映している。 通常、陰性のQ、陽性のR、陰性のSから成り立つ。 型の違いにより、ふり幅の小さいもの(3mm以下)は q、r、s と表記する。 Q波 :Q波は通常、深さ4mm(0.4mV)以下、幅1mm(0.04秒以下) :多少深くてもR波... 続きをみる
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P波とは心房が収縮するときに心筋内を流れる電流のこと。 洞結節が右にあるため、右房が収縮し、わずかな差で左房が収縮する。 つまりP波の前半は右房、後半は左房の収縮を示す。 正常洞調律のP波はI,Ⅱ,aVf,V3~V6誘導では陽性波となる。 aVRでは陰性波を示す。 様々なP波 正常P波 :高さ2.... 続きをみる
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●電極の貼り方 ※V4R:右鎖骨中線第5肋間 V3R:V1とV4Rの中間点 V1:右室外壁 V2:右室外壁と左室前壁 V3:心室中隔 V4:心室中隔と左室前壁 V5:左室前壁と側壁 V6:左室側壁 右側壁:V4R、V3R、V1 左側壁:aVL、Ⅰ、V5、V6の異常を示す 下壁:Ⅱ、Ⅲ、aVFの異常... 続きをみる