循環器関連のブログ記事

循環器関連(ムラゴンブログ全体)
  • PSVTに対する薬剤(アデホス、ワソラン)

    ①ATP(アデホス)急速静注(10mg,20mg,40mg) アデホスは洞結節の自動能と房室伝導を抑制する。 素早い房室結節の遮断効果があるが、すぐ再発することもある アデホスの投与方法 1回目 原液アデホス10mg、生食で後押し ↓効果がなければ 2回目 原液アデホス20mg、生食で後押し ↓効... 続きをみる

  • γ ガンマ計算

    STEP①その人の1γを計算する 式:体重(kg)×0.06 =その人の1γ 例)50kg の場合、50×0.06で3mg/h が1γとなる STEP②投与する薬剤濃度を計算する 式:薬剤容量(mg)÷薬剤液量(ml)=薬剤濃度/mlとなる 例)NAD5A(5mg)+N/S45ml=50mlの場合... 続きをみる

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  • 血管解剖シリーズ①大動脈弓 Arch

    大動脈弓周辺の動脈解剖 上行大動脈 →①右冠状動脈 →①後室間枝 ↓        ②左冠状動脈 →①前室間枝 ↓               →②回旋枝 ↓ 大動脈弓  →①腕頭動脈 →①右鎖骨下動脈  ↓              →②右総頚動脈 ↓       →②左総頚動脈 ↓      ... 続きをみる

  • 急変時薬カテコラミン

    α作用 ノルアドレナリン>アドレナリン>ドパミン>ドブタミン β作用 ドブタミン>ドパミン>アドレナリン>ノルアドレナリン α1作用は主に血管収縮作用があり血圧上昇に関与する。 β1作用は心拍数増加、心収縮力増強に関与する。 β2作用は気管支と血管に分布。気管支拡張と血管拡張を起こす カテコラミン... 続きをみる

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  • 降圧剤 Ca拮抗薬(CCB:calcium channel blocker)

    血管の平滑筋にあるカルシウムチャネルの機能をき拮抗し、血管拡張作用を示す薬剤 ●ジヒドロピリジン系 高血圧治療の第一選択薬。血管拡張作用、降圧作用が強く、心筋への作用がほとんどない。 ニフェジピン(アダラートなど)やニカルジピン(ペルジピンなど)やアムロジピン(アムロジンやノルバスク)が含まれる分... 続きをみる

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  • 血管拡張薬:ニコランジル

    硝酸薬同様にNOの放出によって冠動脈を拡張する。 NTGに比べて血圧しくい、耐性ができにくいなどのメリットがある。 静注は体重が関係ないためγ単位ではない。 血圧が低い場合の不安定な急性冠症候群で用いられる。 ATP感受性Kチャネル開口作用があり、これは臓器保護に働く作用があるためAMI後の心保護... 続きをみる

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  • 硝酸薬

    硝酸薬は血管拡張薬の一種。代謝物である一酸化窒素が血管平滑筋へ作用することで血管拡張を促す薬物である 一硝酸イソソルビド ISMN 肝臓での first pass effect を受けないため,作用は ISDN に比べてより長く持続するため内服薬で用いられることが多い。 症状改善には役に立つが予後... 続きをみる

  • 硝酸薬:一硝酸イソソルビド(ISMN)

    一硝酸イソソルビドは肝臓での first pass effect を受けないため,作用は ISDN に比べてより長く持続するため内服薬で用いられることが多い。 症状改善には役に立つが予後改善効果は乏しい。 ●二トロールR Cap:20mg 禁忌 重篤な低血圧又は心原性ショックのある患者 閉塞隅角緑... 続きをみる

  • 硝酸薬:二硝酸イソソルビド(ISDN) 

    二硝酸イソソルビド(ISDN) 持続時間が長く、降圧作用が弱い。 経口剤としては初回通過効果を受けるため、徐放化や貼付剤として開発され、臨床の場で用いられている。 ●ニトロールスプレー 1.25mg/1噴霧 100噴霧分 下の溝部分まで液体がおりてきたら交換 禁忌 重篤な低血圧(血圧がさがるため安... 続きをみる

  • 硝酸薬:ニトログリセリン(NTG)

    ニトログリセリン:NTG 持続時間が短く、降圧作用が強いのが特徴。 狭心発作出現時には,ニトログリセリンの舌下服用が最も有効な手段である. ●ミリスロール 注:1mg/2mL、5mg/10mL 25mg/50mL、50mg/100mL 禁忌 閉塞隅角緑内障の患者[眼圧を上昇させるおそれがある。] ... 続きをみる

  • 利尿薬:バソプレシン受容体拮抗薬

    バソプレシン受容体拮抗薬 集合管での水の再吸収を抑え尿量を増やす。経口でありながら強力な作用を示す 低Na血症に対しループ利尿薬は使えない。そんなときに用いられる。 V2受容体選択的なので血管拡張による低血圧は起こさない。この点がハンプとの違いだが、多尿による血圧低下は起こりうる 副作用:脱水、肝... 続きをみる

  • 利尿薬:ナトリウム利尿ポリペプチド製剤

    ナトリウム利尿ポリペプチド製剤 体液過剰に対して心房から分泌されるホルモン。腎輸入細動脈を拡張し腎血流量を増加させ尿量を増やす。またレニン・アンギオテンシン系を抑制し利尿を促進。 ラシックスに比べ利尿作用は弱いが心筋保護作用がある。不整脈や電解質異常といった副作用が少ない。血管拡張作用もあるため血... 続きをみる

  • 利尿薬:アルドステロン受容体拮抗薬(カリウム保持性利尿薬)

    アルドステロン受容体拮抗薬(カリウム保持性利尿薬) アルドステロンはレニン・アンギオテンシン・アルドステロン系の最終産物。腎集合管でのNa再吸収を増やし体液量を増加させる働きがある。この作用をブロックしNa排泄を増やして利尿効果を得る。その際にKを血中内に取り込むためKは保持される。 利尿作用はあ... 続きをみる

  • 利尿薬:サイアザイド系利尿薬

    サイアザイド系利尿薬およびサイアザイド系類似利尿薬 尿細管内に分泌され、遠位尿細管でNaの再吸収を抑制し尿量を増やす。 糸球体でろ過された尿は近位尿細管で60%、ヘンレ係蹄上行脚で30%のNaが再吸収されているため、その後の遠位尿細管での吸収を抑制してもあまり効果がないのでマイルドにしか効かない。... 続きをみる

  • 利尿薬:ループ利尿薬

    ヘンレ係蹄上行脚でNaの再吸収を阻害作用がある。尿中のNaが増えるため尿量が増加する。副作用:低カリウム血症、高尿酸血症、低K血症性代謝性アルカローシス、耳鳴・難聴などの内耳障害、肝性昏睡 ●フロセミド(ラシックス) ループ利尿薬 ※アルブミンと結合し作用を発揮するため、低アルブミン血漿では作用が... 続きをみる

  • 利尿薬:浸透圧利尿薬

    浸透圧利尿薬 血中で水解を受けずに糸球体からほぼ完全に濾過されかつ尿細管での再吸収を受けないために浸透圧利尿を起こす。製剤の浸透圧を利用しているため単独投与が望ましい。 重大な副作用として心不全、急性腎不全、電解質異常(代謝性アシドーシス、高カリウム血症、低ナトリウム血症) マンニトール早く効く、... 続きをみる