オピオイド 全般

●オピオイド3大副作用
➀眠気・・・開始時期、増量期に出現。1~2週間で自然に消失
②悪心・・・開始時期、増量期に出現。
 対応:ハロペリドール、プロクロルペラジン、メトクロプラミド、ドンペリドン、ジフェンヒドミン、ヒドロキシジンの投与
 持続する悪心にはドンペリドン、メトクロプラミド
 体動時の悪心には抗ヒスタミン薬
③便秘・・・持続的に出現かつ高頻度
 対応:緩下剤やスインプロイク


その他副作用
呼吸抑制、ふらつき、めまい、幻覚、口腔内乾燥、尿意促迫、尿閉、筋硬直
離脱症候群:渇望、不安、不快、あくび、発汗、立毛(鳥肌)、流涙、鼻漏、不眠、吐き気や嘔吐、下痢、けいれん、筋肉痛、発熱


●疼痛の種類
➀体制痛・・・骨転移などの部位がはっきちした痛み。ズキッと痛い。レスキューが有効。骨転移にはNSAIDSも。
②内臓痛・・・腹部腫瘍など部位の曖昧な鈍い痛み。ずーんと重い。オピオイドが有効
③神経障害性疼痛・・・感覚神経、神経叢への浸潤によるびりびり、じんじんするような痛みおよび痺れ 鎮痛補助薬が有効。神経障害性疼痛の15~50%にアロディニアがみられる。