化学療法 SOX療法
SOX[ソックス]療法(S-1+オキサリプラチン療法)
胃がん・大腸がん再発時に用いられる
21日(3週)を1コースとして効果が続いている間施行さえる。
1日目の夜から15日目の朝までS-1を14日間内服する
催吐性リスク 中等度
スケジュール 約2時間30分
●グラニセトロン(カイトリル) 5-HT3受容体拮抗型制吐剤 1mg/15分
用法・用量 本剤を静注する場合は、緩徐に投与すること。
抗悪性腫瘍剤投与に伴う消化器症状
40μg/kgを1日1回静注又は点滴静注する。症状が改善されない場合には40μg/kgを1回追加投与できる。
放射線照射に伴う消化器症状
放射線照射前1回40μg/kgを点滴静注する。ただし、1日2回投与までとする。
●デキサメタゾン(デカドロン) 6.6mg
抗悪性腫瘍剤投与に伴う消化器症状の予防に使用。
エルプラット投与前と化学療法day2~3に内服
●OX:オキサリプラチン(エルプラット:L-OHP) 白金製剤 2時間で投与
本剤を5%ブドウ糖注射液に注入し、250〜500mLとして、静脈内に点滴投与する。
治療直後より手・口・喉の違和感といった末梢神経障害が生じる。
治療後1週間は直接つめたいものをさわらないようにする。
血管痛でやすい 2~3日で改善
副作用:急性期・慢性期末梢神経障害(91%)、易疲労感、血小板減少(70%)、貧血(40%)
炎症性抗がん剤であるが血管外漏出時は冷やさずに保温する。
●S:Ts-1:S-1
用法容量
1日2回 容量は体表面積に準ずる
空腹では効果がかわるため食後に内服する。飲み忘れてもそのまま次の分から内服する。
ワルファリン、抗てんかん薬(フェニトイン)と併用注意
他抗がん剤と併用禁忌
副作用
嘔気(34%)、胸焼け、食欲不振(内服開始後1週間で出現し、2週間目から改善)
口腔粘膜炎(22%)、下痢(31%)、便秘、骨髄抑制(40%)、
色素沈着(41%) 日焼け止め・保湿で予防。内服終了後半年~1年で改善する。
涙道障害(18%:流涙、眼痛、異物感、視力低下、霧視)が続くようであれば眼科コンサルを。
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