オピオイド オキシコドン

モルヒネにより副作用が少なく、ある程度の腎障害患者にも使用可能神経障害性疼痛にも効果があるとの法億もある。
副作用の悪心は2週間ほど、眠気は5日ほどで通常自然消失する。


●オキファスト

10mg、50mg
効果発現:5分以内
持続時間:3~4h
TMAX 5分 T1/2 3~5時間
レスキュー:1時間量 30分あければ何度でも可
1日7.5〜250mgを持続静脈内又は持続皮下投与する。鎮痛効果が不十分な場合は,レスキュードーズを考慮して前日の1日投与量の25〜50%増を目安として増量を行うこと。


●オキノーム 

2.5mg、5mg、10mg、20mg
効果発現:15分~30分
持続時間:4~6h
TMAX 1.7~1.9h T1/2 4.5~6h
レスキュー:1時間あけばなんどでも可
本剤の1回量は定時投与中1日量の1/8〜1/4を経口投与すること。


●オキシコンチン

5mg、10mg、20mg、40mg
効果発現:1h
持続時間:12h
TMAX 4h±2.5h T1/2 9.2h±2.6h
1日10〜80mgを2回に分割経口投与する。
ゴーストピルが排出されることがある


TR錠:乱用防止目的。ハンマーで錠剤を砕き、水で溶かし注射するケースがあることから、容易に砕けない硬さを持ち、水を含むとゲル化するよう設計されている。


徐放錠:オキシコンチンは元々徐放錠。徐放性製剤は、血中濃度安定等のために「有効成分放出が遅くなる」ように調整されている。


徐放錠NX:麻薬成分であるオキシコドンと拮抗する成分であるナロキソンを付加し、内服以外の方法で体内に投与するとオキシコドンと拮抗し、麻薬としての効果がなくなる」
→内服で服用すると、肝臓でナロキソンは代謝されて、オキシコドンの作用だけ。