静脈栄養
●エルネパNF 1号、2号
禁忌
電解質代謝異常のある患者
重篤な肝障害
胆道閉塞のある患者
重篤な腎障害のある患者
1号
熱量 560kcal/1000ml 840kcal/1500ml
ブドウ糖 120g/1000ml 180g/1500ml
Na+50mEq/L
K+22mEq/L
2号
熱量 820kcal/1000ml 1230cal/1500ml
ブドウ糖 175g/1000ml 262g/1500ml
Na+50mEq/L
K+27mEq/L
1号、2号ともにVb1が6mg含有
微量元素、電解質、ビタミン、アミノ酸を含有
併用注意
レボドパ、ワーファリン、ジゴキシン
注意
高血糖、低血糖、カテ熱、胆道閉塞等。
側管からのPCA投与は禁止
●イントラリポス
禁忌
血栓症の患者
重篤な肝障害のある患者
重篤な血液凝固障害のある患者
高脂血症の患者
併用注意
ワーファリン
20%100mlで200Kcal
投与速度は0.1g/kg/h 早いと脂肪塞栓のリスクや吸収障害が生じる
●ビーフリード
禁忌
肝性昏睡又は肝性昏睡のおそれのある患者
重篤な腎障害のある患者又は高窒素血症の患者
総熱量 210kcal
ブドウ糖 37.50g
Na+ 35mEq/L
K+ 20mEq/L
+電解質、アミノ酸、Vb1のみ 0.96mg
最大2500mlまで投与可 浸透圧3とPPNにしては高め
●ソルデム3A(維持液)
熱量:86kcal 500ml
ブドウ糖:21.5g 500ml
Na+ :35mEq/L
K+ :20mEq/K
●ソルデム1(開始液)
総熱量 52kcal/500ml
ブドウ糖:13g/500ml
Na+ 90mEq/L
K なし
●生理食塩水(等張液)
総熱量 0kcal
Na+ 154mEq/L
K なし
●ソルアセトF(リンゲル液)
総熱量 0kcal
Na+ 131mEq/L
K+ 4mEq/L
●ラクテックG( 5%ソルビトール加乳酸リンゲル液)
総熱量 100kcal
Na+ 130mEq/L
K+ 4 mEq/L
●ビタメジン
ビタミンB1 チアミン塩化物塩酸塩 100mg
ビタミンB6 ピリドキシン塩酸塩 100mg
ビタミンB12 シアノコバラミン 1mg
併用注意 ワーファリン、レボドパ
●ビタジェクト
ビタミンB1 チアミン塩化物塩酸塩 3mg
ビタミンB2 リボフラビンリン酸エステルナトリウム 5.08mg
ビタミンB6 ピリドキシン塩酸塩 4mg
ナイアシン ニコチン酸アミド 40mg
その他多数。
併用注意 ワーファリン、レボドパ
●アスコルビン酸
効能又は効果
ビタミンC欠乏症の予防及び治療(壊血病、メルレル・バロー病)
ビタミンCの需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給
用法容量
アスコルビン酸として1日50〜2,000mgを1〜数回に分けて皮下、筋肉内又は静脈内注射する。
●ケイツーN静注
適応
胆道閉塞・胆汁分泌不全による低プロトロンビン血症、分娩時出血、クマリン系抗凝血薬投与中に起こる低プロトロンビン血症
※低プロトロンビン血症とは
血清中のプロトロンビン濃度が低下した状態。プロトロンビン(血液凝固第2因子)は一種のグロブリンで,肝臓でビタミンKが関与してつくりだされる。肝機能が低下したとき,あるいは閉塞性黄疸でビタミンKの吸収障害があると,低プロトロンビン血症が起る。(胆汁がないとビタミンKは吸収されにくい)
大部分は後天性で,遺伝性のものもある。
症状は血液凝固時間が長くなること。
用法容量
通常、成人には1日1回メナテトレノンとして10~20mgを静注する。
遮光カバーを用い投与。投与後約3時間を経て効果を発現
注意
肝硬変等の肝細胞障害を伴う凝固障害には、ビタミンKを補給しても止血には無効なので、投与しないこと。
●アクチット
禁忌:高カリウム血症、高リン血症、低カルシウム血症、高マグネシウム血症
総熱量 100kcal/500ml
マルトース水和物 25.0g
マルトース水和物はインスリン依存性が少なく糖尿病患者に適す。
Na+ 45mEq/L
K+ 17mEq/L
維持液だがリン、マグネシウム含有
●KNMG3号
総熱量 200Kcal
N+ 50mEq/L
K+ 20mEq/L
ブドウ糖50g
浸透圧比 約3
糖分多めの維持液。
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