硝酸薬:二硝酸イソソルビド(ISDN) 

二硝酸イソソルビド(ISDN) 持続時間が長く、降圧作用が弱い。
経口剤としては初回通過効果を受けるため、徐放化や貼付剤として開発され、臨床の場で用いられている。


●ニトロールスプレー

1.25mg/1噴霧 100噴霧分 下の溝部分まで液体がおりてきたら交換


禁忌
重篤な低血圧(血圧がさがるため安定した姿勢で舌下投与)
閉塞隅角緑内障の患者
頭部外傷又は脳出血の患者


効能・効果
狭心症発作の寛解


用法・用量
1回1噴霧を口腔内に投与する。
なお、5分たっても効果不十分の場合には、1回1噴霧にかぎり追加する。


(使用法)
保護キャップを外し、容器を立てて持ち、噴霧栓を強く押して空吹きし(通常2〜3回)、正常に薬剤が噴霧することを確認する。
3日間以上間隔を空けて使用する場合は、1回空吹きしてから噴霧する。
噴霧口を口から約2cm以内まで近づける。
口を大きく開けたまま息を止めた状態で、噴霧栓を強く押して口の中に噴霧し、すぐに口を閉じる。この時、深く吸い込まないこと。


●ニトロール錠

錠:5mg


用法・用量
(経口)
1回1〜2錠を1日3〜4回経口投与する。
(舌下)
狭心発作時には1回1〜2錠を舌下投与する。
狭心発作時以外には1回1〜2錠を1日3〜4回舌下投与する。


●イソピットテープ

貼:40mg
効能・効果に関連する使用上の注意
本剤は狭心症の発作寛解を目的とした治療には不適であるので、この目的のためには速効性の硝酸・亜硝酸エステル系薬剤を使用すること。


用法・用量
通常、成人に対し、1回1枚(硝酸イソソルビドとして40mg)を胸部、上腹部又は背部のいずれかに貼付する。貼付後24時間又は48時間ごとに貼りかえる。




他:アンタップRテープ、イソコロナールRカプセル、イソピットテープ、カリアントSPカプセル、サークレス注、ジアセラL錠、硝酸イソソルビド徐放錠、 硝酸イソソルビドテープ、ニトラステープ、リファタックテープ