利尿薬:ループ利尿薬

ヘンレ係蹄上行脚でNaの再吸収を阻害作用がある。尿中のNaが増えるため尿量が増加する。副作用:低カリウム血症、高尿酸血症、低K血症性代謝性アルカローシス、耳鳴・難聴などの内耳障害、肝性昏睡


●フロセミド(ラシックス) ループ利尿薬

※アルブミンと結合し作用を発揮するため、低アルブミン血漿では作用が下がる


注20ml/1ml 作用発現5分以内 T1/2は20~30分、効果持続は2~3時間程度。
錠10mg.20mg.30mg Tmax 1~2時間、6時間持続


禁忌
無尿の患者
肝性昏睡の患者
体液中のナトリウム、カリウムが明らかに減少している患者


効能効果
高血圧症、悪性高血圧、うっ血性心不全、腎性浮腫、肝性浮腫、脳浮腫、尿路結石排出促進


用法用量
1日1回20mgを静脈注射又は筋肉内注射する。腎不全では1000mgまで投与可
1日1回40〜80mgを連日又は隔日経口投与する。


その他製品
●トラセミド(ルプラック錠)フロセミドより作用時間が少し長い
●ブタメニド(ルネトロン錠、注)
●アゾセミド(ダイアート錠)低Kが発現しにくい