硝酸薬

硝酸薬は血管拡張薬の一種。代謝物である一酸化窒素が血管平滑筋へ作用することで血管拡張を促す薬物である


一硝酸イソソルビド ISMN
肝臓での first pass effect を受けないため,作用は ISDN に比べてより長く持続するため内服薬で用いられることが多い。
症状改善には役に立つが予後改善効果は乏しい。


二硝酸イソソルビド ISDN 
持続時間が長く、降圧作用が弱い。
経口剤としては初回通過効果を受けるため、徐放化や貼付剤として開発され、臨床の場で用いられている。


三硝酸グリセリン(ニトログリセリン) NTG
持続時間が短く、降圧作用が強いのが特徴。
狭心発作出現時には,ニトログリセリンの舌下服用が最も有効な手段である.


治療はNTG
予防はISMN/ISDN