利尿薬:ナトリウム利尿ポリペプチド製剤

ナトリウム利尿ポリペプチド製剤
体液過剰に対して心房から分泌されるホルモン。腎輸入細動脈を拡張し腎血流量を増加させ尿量を増やす。またレニン・アンギオテンシン系を抑制し利尿を促進。
ラシックスに比べ利尿作用は弱いが心筋保護作用がある。不整脈や電解質異常といった副作用が少ない。血管拡張作用もあるため血圧低下に注意
適応は急性心不全状態でEF35%以上で、血圧が100mmHgの場合


●カルペリチド(ハンプ:hANP)

注:1000μg/1V


禁忌
重篤な低血圧、又は心原性ショックのある患者
右室梗塞のある患者
脱水症状の患者


効能効果
血圧の保持された急性心不全


用法用量 0.01~0.05γで投与。
1分間あたり0.1μg/kgを持続静脈内投与する。なお、投与量は血行動態をモニターしながら適宜調節するが、患者の病態に応じて1分間あたり0.2μg/kgまで増量できる。


配合変化を起こすため単独ルート。