化学療法 mFOLFOX6±BV(Bmab)療法

mFOLFOX6±BV[エムフォルフォックスシックスベバシズマブ]療法  レボホリナート+オキサリプラチン+フルオラシル±ベバシズマブ療法 大腸がん術後の4~6週間以内に投与 14日(2週)ごとに12コース 再発・転移の場合は2週間ごとに治療の効果がある間続ける。 催吐性リスク中等度  治療スケジュール 1day 4時間 その後46hの5-FU ●グラニセトロン(カイトリル) 5-HT3受容体拮…

化学療法 SOX療法

SOX[ソックス]療法(S-1+オキサリプラチン療法) 胃がん・大腸がん再発時に用いられる 21日(3週)を1コースとして効果が続いている間施行さえる。 1日目の夜から15日目の朝までS-1を14日間内服する 催吐性リスク 中等度 スケジュール 約2時間30分 ●グラニセトロン(カイトリル) 5-HT3受容体拮抗型制吐剤 1mg/15分 用法・用量 本剤を静注する場合は、緩徐に投与すること。 抗…

化学療法 S-1療法

S-1療法(テーガフル・ギメラシル・オテラシルカリウム療法) 主に胃がん術後の治療、そのほかに結腸癌、直腸癌、手術不能または再発乳がん、膵がん、胆道がん、頭頸部がん、非小細胞肺がんに用いられる。 42日(6週)毎に治療。28日間内服・14日間休薬を1コースとして繰り返し1年間続ける。 ※14日内服・7日休薬のパターンもある。 催吐性 軽度 ●テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム(TS-1)…

非オピオイド アセトアミノフェン

副作用はNSAIDsにくらべ少ないが、抗炎症作用はない。肝機能異常に注意。 NSAIDsに起因する「アスピリン喘息」罹患者への投与は禁忌である。 ●カロナール錠 1回300〜1000mgを経口投与し,投与間隔は4〜6時間以上とする。なお,年齢,症状により適宜増減するが,1日総量として4000mgを限度とする ●アセリオ 1回300~1000mgを15分かけて静脈内投与し,投与間隔は4~6時間以上…

非オピオイド NSAIDs

副作用:胃潰瘍、腎障害(初期症状として下肢浮腫)、喘息、肝機能障害、凝固異常 併用注意:抗凝固薬の作用増強、ARB・ACEの作用減弱 ニューキロノン抗菌薬併用でけいれん、SU薬 作用増強 ※成人の喘息のうち10%がアスピリン喘息といわれている。NSAIDs内服後1時間ほど経ってから症状が現れる。 ●ボルタレン錠 効果発現:30分 持続時間:6~8h TMAX 2.7h T1/2 4h 強く効く …

鎮痛補助薬

●サインバルタカプセル(SNRI) 神経障害性疼痛(焼ける、締めつけられる、しびれる)に有効 副作用:抗コリン作用、眠気、パーキンソン症状、ふらつき 禁忌:コントロール不良の閉塞隅角緑内障の患者 ●リリカカプセル 神経障害性疼痛の第一選択薬。。 副作用:眠気、めまい、ふらつき、浮腫、腎機能低下、霧視 Tmax 1h T1/2 6h 作用時間12h ●キシロカイン注 神経障害性疼痛で内服困難時に。…

弱オピオイド

●コデイン 代謝された後にモルヒネの1/10の鎮痛、鎮咳作用をしめす。 副作用はモルヒネ同様。 効果発現:30~60分 持続時間:4~6h TMAX 1~2h T1/2 2.5~3.5h 1回20mg、1日60mgを経口投与 ●トラマドール 鎮痛作用 モルヒネの1/5 効果発現:30~60分 持続時間:4~9h TMAX 2h T1/2 5~7h 1日100〜300mgを4回に分割経口投与。ただ…

オピオイド 全般

●オピオイド3大副作用 ➀眠気・・・開始時期、増量期に出現。1~2週間で自然に消失 ②悪心・・・開始時期、増量期に出現。  対応:ハロペリドール、プロクロルペラジン、メトクロプラミド、ドンペリドン、ジフェンヒドミン、ヒドロキシジンの投与  持続する悪心にはドンペリドン、メトクロプラミド  体動時の悪心には抗ヒスタミン薬 ③便秘・・・持続的に出現かつ高頻度  対応:緩下剤やスインプロイク その他副…

オピオイド ヒドロモルフォン

モルヒネの類似物。腎機能低下患者で使用可能。低用量から開始できる。 オキファスト®注やフェンタニル®注より薬物相互作用が少ない 皮下注で高用量のオピオイドが使用できる レスキューで唯一の錠剤。 ベースが1日1回服用で可能。 ●ナルベイン注 2mg、20mg ●ナルサス 2mg(最少用量)、4mg、6mg、12mg、18mg、24mg 効果発現:6h 持続時間:24h TMAX5h ●ナルラピド …

オピオイド オキシコドン

モルヒネにより副作用が少なく、ある程度の腎障害患者にも使用可能神経障害性疼痛にも効果があるとの法億もある。 副作用の悪心は2週間ほど、眠気は5日ほどで通常自然消失する。 ●オキファスト 10mg、50mg 効果発現:5分以内 持続時間:3~4h TMAX 5分 T1/2 3~5時間 レスキュー:1時間量 30分あければ何度でも可 1日7.5〜250mgを持続静脈内又は持続皮下投与する。鎮痛効果が…