迅速導入気管挿管 RSI

RSIとは、 気管挿管に関連した有害事象を最小限にするもの。挿管前の事前の薬剤投与により嘔吐を予防し気管挿管を行う。 RSIの手順 ・救急カート、薬剤の準備 ・酸素投与 3分程度 ・挿管開始3分前 鎮痛剤投与 ・挿管開始30秒前 鎮静薬・筋弛緩薬投与 ・挿管 ・挿入後管理 鎮痛剤:挿管痛み刺激による交感神経活性→咳嗽・咽頭攣縮予防 ・フェンタニル 鎮静剤:苦痛除去 ・ミタゾラム(RSIの標準薬、…

腎臓・泌尿器科疾患まとめ

・TUL 経尿道的尿管砕石術 ・泌尿器科:前立腺癌 ・泌尿器科手術:前立腺手術 ・回腸導管造設術 ・尿管皮膚瘻造設術 ・TUR-BT 経尿道的膀胱腫瘍切除術 ・尿管腫瘍:腎尿管全摘術 ・副腎摘出術 ・腎臓癌:腎摘出術 ・腹膜透析

人工呼吸器 SERVO-air

換気モード ①Volume Control(従量式) 設定項目 ・一回換気量 ・呼吸数 ・PEEP ・酸素濃度 ・I:E ・休止時間 ・立ち上がり時間 ・トリガ感度 ②Pressure Control(従圧式) ・PC above PEEP →例)これが14、PEEPが7であった場合PCでの気道内圧は21となる ・呼吸数 ・PEEP ・酸素濃度 ・I:E ・立ち上がり時間 ・トリガ感度 ③PRV…

経尿道的膀胱腫瘍切除術 TUR-BT

筋層非浸潤性膀胱腫瘍に対する術式 通常、腰椎麻酔で行うが術中閉鎖神経反射予防のために閉鎖神経ブロックを併用する 膀胱鏡の手術では、術中は気腹圧によって毛細血管からの出血はみられず、術後気腹圧がなくなることで出血を起こすことがあります 術後2~3時間経過しても血尿が改善されない場合には、再出血の可能性があります。また出血が持続し血塊ができることで、カテーテルが閉塞し膀胱タンポナーデの状態となること…

尿管腫瘍:腎尿管全摘術

開腹腎尿管全摘術:ONU 腹腔鏡下腎尿管全摘術:LUN 適応:転移、浸潤のない腎盂腫瘍及び尿管腫瘍 腎臓・尿管・尿管口を摘出する手術。通常、副腎は温存する。 術後合併症 ・全麻ルーチン ・膀胱縫合部からの尿漏 ・膀胱テネスムス 頻尿、強い尿意  →膀胱を一部吻合しているため。鎮痛剤が効く。 ・片腎による腎機能低下 ※尿管癌のうち非浸潤性のlow grade腫瘍であれば尿管部分切除が選択される

腎臓癌:腎摘出術

・腹腔鏡下腎摘出術 1)経腹膜到達法 経腹膜アプローチの利点は解剖学的ランドマークが平易で ワーキングスペースが広いが,欠点として腎動脈へのアプ ローチにやや難があり,周囲臓器の損傷にも注意が必要である。 2)後腹膜到達法 後腹膜アプローチでは腎茎部に直接アプロー チする事が可能であり,周囲臓器の損傷が少なく手術時間 も短い傾向がある. 体位:側臥位で実施。 ジェロータ筋膜ラインで剥離する。 腫…

泌尿器科手術:前立腺手術

○TUR-P 副作用:TUR反応 2%程度 膀胱鏡の手術では、術中は気腹圧によって毛細血管からの出血はみられず、術後気腹圧がなくなることで出血を起こすことがあります 術後2~3時間経過しても血尿が改善されない場合には、再出血の可能性があります。また出血が持続し血塊ができることで、カテーテルが閉塞し膀胱タンポナーデの状態となることも考えられます。血尿のスケールを用いて血尿の程度や血塊などの有無、恥…

泌尿器科:前立腺癌とは

○前立腺について 前立腺は男性のみにある臓器です。膀胱の下に位置し、尿道のまわりを取り囲んでいます。栗の実のような形をしています。 前立腺は精液の一部に含まれる前立腺液をつくっています。前立腺液には、PSAというタンパク質が含まれています。ほとんどのPSAは前立腺から精液中に分泌されますが、ごく一部は血液中に取り込まれます。 ○前立腺がんとは 前立腺がんは、前立腺の細胞が正常な細胞増殖機能を失い…