薬剤・輸血記事まとめ

輸液 ・静脈栄養  ・膠質液と晶質液 ・急変時薬 ・鎮静剤 ・CCB ・カルシウム拮抗薬 ①ジヒドロピリジン系  ・カルシウム拮抗薬 ②非ジヒドロピリジン系 ・リン吸着剤 ・抗コリン薬 ・不穏・不眠、抗精神病薬 ・粉砕してはいけない薬剤について 鎮痛剤とオピオイド ・アセトアミノフェン ・NSAIDs ・鎮痛補助薬 ・弱オピオイド ・モルヒネ ・オピオイド 全般 ・フェンタニル ・オキシコドン …

検体検査 FDP、Dダイマー

①FDP フィブリン・フィブリノゲン分解産物 FDP:5μg以下 肝実質細胞で産生される血液凝固第Ⅰ因子。 第Ⅱ因子のトロンビンにより活性化する。 FDPはフィブリノゲンとフィブリンの分解産物の総称 生体内半減期は3~4日。 ②Dダイマー 基準値:10μg/mL以下 安定化フィブリンの分解産物。 FDPは一次線溶でも二次線溶でも増加するため両者を区別できないが、Dダイマーは二次線溶のみで増加する…

呼吸器関連記事まとめ

NPPVについて ・導入の流れ ・V60ベンチレータ 早見表 ・設定変更とウィーニング ・アラーム対応、合併症と対策は非公開中 人工呼吸器について ・換気モードと換気様式 ・人工呼吸器の副作用 ・気管内挿管について(未完) ・気管挿管チューブとその固定 ・気管内吸引について ・加温加湿器について ・人工呼吸器 用語 ・DOPE 人工呼吸器アラーム原因検索 ・グラフィックモニターの異常 ・圧換気量…

気管内挿管について

作成中 ➀挿管操作による合併症 (歯の破折・脱落防止、咽頭痛、嗄声、反回神経麻痺、喉頭浮腫) ・気管にチューブを入れる操作により、歯や義歯が損傷することがある。 術前から口腔外科医にて診察。必要あればマウスピースを作成し予防する。 ・気管にチューブを入れると声帯に傷がつき、術後に咽頭痛やかすれ声になることがあります。多くの患者さんは術後2,3日で症状が軽くなり、1週間程度でほとんど症状がなくなる…

加温加湿器について

●加温加湿器 パスオバー MR850 ●人工鼻による加湿 ・呼気を再呼吸させることで加湿・加温を得るため二酸化炭素が貯留しやすい患者や、フィルター自体が呼気抵抗になるような呼吸筋疲労のある患者、呼吸仕事量を減少させたい患者は向かない。また目詰まりリスクもあるので大量の痰・血痰がある患者も向かない。 ただし回路を閉鎖回路にすることができるため空気感染・飛沫感染を懸念する患者には良い 注意点 ・加温…

気管挿管チューブとその固定

・気管チューブ 口角 男性22~24cm 女性 20~22cm         内径 男性8.0~8.5mm   女性 7.0~7.5mm ・気切チューブ自己抜去時、咽頭気管分離のない場合、気管切開孔をガーゼで抑えマスク換    気しCPAに備える。永久気管孔の場合は気管孔にバックバルブマスクを使用する ・カフ圧:30cmH2O程度に調節すると、生体ではちょうど27~28cmH2O程度となる  …

DOPE 人工呼吸器アラーム原因検索

人工呼吸器アラームの原因検索「DOPE」 D:Displacement 気管挿管チューブの位置の異常 ・患者のカフ漏れや声が出ていないか ・胸郭の動きや左右差の有無 ・呼吸音の減弱や消失 ・人工呼吸器の1回換気量の低下や吸気呼気に差がないか O:Occlusion 気管挿管チューブや人工呼吸器回路の閉塞 ・気管挿管チューブの閉塞の原因として患者がチューブを噛む、出血や喀痰などの異物による閉塞など…

ウィーニング

人工呼吸器からの離脱を行い患者自身の呼吸へと切り替えていく過程。 自発覚醒トライアル→自発呼吸トライアル→抜管の流れで進む。 抜管失敗は全抜管患者の2~25%に発生し、抜管失敗による再挿管は肺炎合併率や死亡率の上昇と関連する。 1)自発覚醒トライアル(SAT) ・鎮静薬を中止または減量し、自発的に覚醒が得られるかどうかを評価する ・麻薬や鎮痛剤はそのまま継続。 ・鎮静剤を中止してから30分〜4時…

気管切開 memo

気管切開後の観察 ・皮下気腫、縦隔気腫、気胸 ・気管腕頭動脈瘻(カフ圧迫により、腕頭動脈が変性・瘻孔化し大量出血をきたす) ・感染徴候 ・疼痛管理 ・チューブの迷入、逸脱(浮いている、声漏れがある) ・縫合糸固定状態 ・2週間で瘻孔化

カプノメーター ETCO2

カプノメーターは呼気終末のガスに含まれる二酸化炭素分圧(ETCO2)を連続的に測定でき、換気の指標となる。 通常35〜45mmhg程度で、それ以上ならば二酸化炭素の排出が障害されているor人工呼吸器の設定があっていない可能性がある。 それ以下ならば過換気、回路のトラブルなどが考えられる。 ETco2とPaCo2はほぼ同じ(Paco2のほうが少し高い)なのが通常であるが、呼吸不全の種類によって数値…