血糖下降薬 まとめ

●経口血糖下降薬


スルホニル尿素薬(SU薬) (例:グリメピリド:アマリール)

インスリン分泌刺激作用あり
低血糖に注意


グリニド系 (例:シュアポスト、○○グリニド)

SU薬と同様の作用機序。従来のSU薬との併用無意味。
必ず食直前に内服する。低血糖に注意


α-グルコシダーゼ阻害薬(α-GI) 例:ボグリボース

食後の血糖値上昇を抑える
食直前に服用
単独投与では低血糖はほとんどみられない
副作用として腹部膨満、放屁増加がみられる。


ビグアナイド薬(BG薬)  例:メトグルコ、グリコラン、ジベトス


肝臓に作用して糖新生を抑制する
末梢組織でのインスリン感受性を改善
腸管からの糖吸収抑制
※腎機能低下例では乳酸アシドーシスに注意
 ヨード造影剤使用48時間前後は休薬


経口血糖降下薬 チアゾリジン薬(TZD) - 例:ピオグリタゾン(アクトス)

骨格筋および肝臓におけるインスリン抵抗性を改善し、インスリンの相対的な作用を高めて血糖値を下げる。
低血糖リスクは少ない。
尿細管でNaと水の再吸収を促進し、体液貯留傾向を示すため、心不全・浮腫の出現に注意が必要です。


DPP-4阻害薬  例:ジャヌビア、ネシーナ、エクア、トラゼンタ

血糖値が高いときのみに作用するため低血糖は起きにくい
腎機能に注意しないといけない種類もある


SGLT2阻害薬 例:スーグラ、ファシーガ、ジャディアンス、カナグル

尿中への血糖排泄を増やす
注意点:多尿による脱水、UTI、尿検査で尿糖+
ケトアシドーシス、フルニエ壊疽に注意


●インスリン製剤
超速攻型
速攻型

持続型
中間型
混合型


●インクレチン製剤

GLP-1受容体作動薬