経口血糖降下薬 スルホニル尿素薬(SU薬)

SU薬は経口血糖降下薬の中で最強で、HbA1c低下あたりのコストパフォーマンスは抜群。
膵β細胞に働き、服用後短時間で強力なインスリン分泌刺激作用を示し、インスリン分泌機能が残存する2型糖尿病が適用になる。この機序のため、β細胞が機能しない1型糖尿病には効果がない。
低血糖以外これといった大きな副作用の見当たらない薬
発売時期によって第1世代、第2世代、第3世代と区分される。
●第1世代
アセトヘキサミド(ジメリン錠500mg)
グリクロピラミド(デアメリンS錠)
トルブタミド
クロルプロパミド
トリブタミド・クロルプロパミドは心血管系病変リスクがあることがわかりあまり使われない
●第2世代:
グリベンクラミド(ダオニール、オイグルコン)最も強力で現在、持続時間の長い薬
そのため低血糖の頻度が高い。
グリクラジド(グリミクロン):SU受容体への親和性が強くないため低血糖が起こりにくい。最大作用の発現時間は投与後約3時間で、6時間以降では作用はほぼ消失する。
DM網膜症の進行を抑える働きがある→抗血栓作用・抗血小板作用のため
●第3世代:
グリメピリド(アマリール):グリベンクラミドに比べてマイルドとされますが、半減期は1.5時間なのに、案外強力で長い作用時間を持ちます。インスリン抵抗性を改善する効果がある。(日本人向き)
注意点
SU薬の薬効で当初から効きが悪い場合が一次無効、
血糖コントロールがある期間改善していたのに血糖コントロールが悪化し、HbA1cの再上昇を認める場合を二次無効という。
二次無効の原因として[
コントロール不良による膵β細胞の破壊進行
SU剤へのKATPチャネルの感受性低下
等がある。SU剤は膵臓に負担を掛けるとされるので、膵β細胞の破壊が考えられたら他剤の使用を考慮すべきである。
SU薬とグリニド系薬との併用は無意味。
GLP-1受容体作動薬では、ビクトーザは併用するならSU薬のみ。
バイエッタはSU薬使用が必須。
ビデュリオンはSU薬・BG薬・TZDのうち2種までの併用が必須。
リキスミアはSU薬またはSU薬・BG薬併用が必須。
など、保険上の縛りが極めて複雑なので注意が必要。
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