血液検査 凝固因子

①Fib フィブリノーゲン 基準値:146〜380 mg/dl フィブリノーゲンは、凝固第Ⅰ因子とも呼ばれ、共通系凝固因子の一つであり、血液凝固の最終段階でトロンビンによりフィブリンに転換し凝固血栓を作るという止血機構の中心的な役割を担っている。 肝臓にて生産される。 一般的には100mg/dL以下では出血傾向が出現し、700mg/dL以上では血栓傾向を合併することがあります。 高値の原因 妊娠…

ストーマ記事まとめ

パウチの種類 ・ALCARE ・Coloplast ・Hollister ・ビー・ブラウン ・Dansac ・コンバテック ・EakinJapan 瘻孔管理 ・瘻孔管理 アクセサリー ・ストーマアクセサリーの使い分け ・ストーマアクセサリーの種類 ・皮膚保護剤 ・Dansac TREシール その他 ・ストーマメモ ・ストーマ外来 ・ストーマサイトマーキング ・ストーマパウチ交換時の観察点 ・スト…

血液検査 線溶系

①プラスミノーゲン 基準値:80〜130% プラスミノーゲンは肝臓で合成、分泌され、血液中を循環している。 血液中に血栓が生じると組織プラスミノーゲンアクチベーター(t-PA)がプラスミノーゲンに作用し、プラスミンへ変換される。 このプラスミンは,フイブリン,凝固第Ⅴ・Ⅷ因子等、血栓を分解する。  血栓溶解において線溶系の中心的役割はプラスミンが担っている。 その前駆体であるプラスミノーゲンの測…

NST記事まとめ

・栄養学 メモ ・栄養学 投与量 ・CKD-MBD 代謝メモ ・経腸栄養剤(食品) ・経腸栄養剤(薬品) ・栄養補助食品 ・イノラス ・マーメッドワン ・経管投与(粉砕)してはいけない薬剤について ・バクテリアルトランスロケーション ・クロストリジウム・ディフィシル ・Refeeding syndrome

ABPC

アンピシリン(ビクシリン) PCGを腸球菌へスペクトラム強化したもの。 主な抗菌スペクトラム ・レンサ球菌、肺炎球菌などのグラム陽性球菌 ・E. faecalis ・リステリア ・腸内細菌科のうち、P. mirabilis、一部の大腸菌 主な適応  ・扁桃炎で内服困難な場合。膿瘍合併した場合はアンピシリン・スルバクタムが良い  ・E. faecalis 感染症  ・リステリア感染症(菌血症、髄膜…

抗菌薬の用語

項目 MIC PK PD バイオアベイラビリティ ① MIC:最小発育阻止濃度 MIC(最小発育阻止濃度)が低い:抗菌薬の濃度が低くても細菌の増殖を抑えることができる その細菌に対して、有効性が高い抗菌薬である MIC(最小発育阻止濃度)が高い:抗菌薬の濃度が高くないと細菌の増殖を抑えることができない。その細菌に対して、有効性が低い抗菌薬である ② PK:抗菌薬が感染部位に到達するかどうか 中枢…

12誘導心電図 QRS移行帯の異常

正常心電図ではV1からV6になるについれR波増高し、S波が浅くなる。 移行帯とはR波とS波が等しくなる部位のことで通常はV3かV4にあたる。 1)時計方向回転・反時計方向回転 ・移行帯がV1、V2:反時計方向回転 ・移行帯がV5、V6:時計方向回転  移行帯以外に異常がなければ様子観察 2)前壁心筋梗塞 ・移行帯がV5、V6 ・V1-V3でR波増高不良(3mm以下)、ST上昇、陰性T波 3)後壁…