血液検査 脂質関連

1)TC:総コレステロール 基準値:120~220mg/dl
血中コレステロールのうち75%はLDL、25%はHDLとして存在。
高値:遺伝、食生活、
低値:甲状腺機能亢進症、劇症肝炎、肝硬変、アジソン病


2)HDLコレステロール 基準値:40~96mg/dL
血清コレステロールのうち高比重リポタンパク分画中に存在する。
HDLは血管壁に付着する余分なコレステロールを取り除いて肝臓へ運ぶ作用があり、俗に善玉コレステロールとよばれている。HDL-コレステロールの低値は、動脈硬化を示唆している。


3)LDLコレステロール 基準値:40~140mg 逸脱すれば脂質異常症。
低比重リポタンパク分画中に存在する。
LDL-コレステロールの上昇はコレステロールの血管壁への沈着を促進させる作用を示し、動脈硬化や心筋梗塞の発生の危険度が上昇する。悪玉と呼ばれる。


4)TG:トリグリセリド 中性脂肪 基準値:30~149mg/dL
エネルギー源として重要。余分なものは脂肪組織や肝臓に貯蓄される。この貯蔵能には制限がなく、これが肥満の原因となる。


高TG血しょう

10時間以上絶食後の血清TG値が150以上の状態

げんいんはカイミクロン、VLDLの増加

TG1000以上は、急性膵炎のりすく


糖質過剰では高インスリン血しょうとなり、

肝臓での中性脂肪合成が増加

その結果VLDL増加し、中性脂肪が肝臓に蓄積(脂肪肝)、血清TGが上昇