化学療法 GEM療法

GEM[ジェム] ゲムシタビン療法 
適応
進行膵癌、胆道癌、抗癌薬治療後に増悪した卵巣がん、進行非小細胞肺がん、再発乳がん、難治性悪性リンパ腫
週1回の点滴を3週連続し、4週目は休み。28日4週を1コースとする
乳癌の場合のみ週1回点滴を2週施工、1週休み。21日3週を1コースとする


催吐リスク 軽度


スケジュール 約一時間
●デキサメタゾン(デカドロン)6.6mg /15~30分

効果
抗悪性腫瘍剤(シスプラチンなど)投与に伴う消化器症状(悪心・嘔吐)


●ゲムシタビン(ジュムザール) 1000mg/m2/30分 GEM 炎症性抗癌剤 代謝拮抗薬

禁忌
高度な骨髄抑制のある患者
胸部単純X線写真で明らかで、かつ臨床症状のある間質性肺炎又は肺線維症のある患者
胸部への放射線療法を施行している患者


用法容量
必ず30分で投与。60分以上かけて投与した場合骨髄抑制や肝機能障害が増強する


副作用
・高度骨髄抑制(40~75%)
 WBC1k~2k、好中球500~1000(中等度減少CTCAEGread3)以下は易感染状態。加熱食・マスクが必要。PLT減少にも注意。
・血管痛 
ph2 浸透圧比2のため生じやすい 保温にて予防・緩和できる 必要時応じて溶液の希釈量を増やす。穿刺部は毎回変更する
・間質性肺炎(1%) 
初期の感冒症状に注意
・皮疹 
胸腹部、体幹、大腿部 様子観察なことが多いが場合によっては抗ヒスタミン薬を投与