腫瘍崩壊症候群 TLS

腫瘍崩壊症候群は悪性腫瘍の治療時、腫瘍が急速に崩壊するときに生じる。
通常治療開始後 12時間~72 時間以内起きやすい。。


典型的な症状は治療開始 6 時間以内において、高カリウム血症が現れる。
少し遅れて 24~48 時間後にリン、カルシウム、尿酸が変動し、それ以後に血
清クレアチニン値が上昇し急性腎不全が生じやすい。


臨床的TLS Laboratory TLS
尿酸:476μmol/L 以上、または 8mg/dL 以上、 25%増加
カリウム:6.0mmol/L 以上、または 6.0mg/dL 以上、 25%増加
リン酸:1.45mmol/L 以上 、 25%増加
カルシウム:1.75mmol/L 以下 25%低値


Clinical TLS
LTLSに加え
Cr値が1.5倍
不整脈、痙攣、突然死のいずれかが当てはまる場合。