PCG

ベンジルペニシリン(ペニシリンG)
最も狭域な抗菌薬で、感受性がある場合は効果が大きい。
投与回数が多いことから敬遠されている。


主な抗菌スペクトラム
・Step、腸球菌、ペニシリナーゼ非産生のMSSA
・髄膜炎菌
・梅毒、レプトスピラ


主な適応
・レンサ球菌感染症(皮膚軟部組織感染、感染性心内膜炎など)
・肺炎球菌肺炎
・神経梅毒
・髄膜炎菌感染症
・ペニシリン感受性黄色ブドウ球菌感染症(特に髄膜炎)


投与方法
1回300〜400万単位を1日6回点滴静注
1回30〜60万単位を1日2〜4回筋肉内注射
※40kg未満の患者では5〜10万単位/kg 4時間毎


注意
・100万単位中に1.53 mEq のカリウムを含有
・100万単位と20万単位製剤がある。
・血管痛を生じることがある。
黄色ブドウ球菌に対して用いる場合は、βラクタマーゼ産生がないことを必ず確認する