気管挿管チューブとその固定

・気管チューブ 口角 男性22~24cm 女性 20~22cm
        内径 男性8.0~8.5mm   女性 7.0~7.5mm


・気切チューブ自己抜去時、咽頭気管分離のない場合、気管切開孔をガーゼで抑えマスク換  
 気しCPAに備える。永久気管孔の場合は気管孔にバックバルブマスクを使用する


・カフ圧:30cmH2O程度に調節すると、生体ではちょうど27~28cmH2O程度となる
 VAP予防の観点では20cmh2o以上が良いとされている。
 8時間で自然に5cmH2o低下すると言われている。


気管チューブの固定について 
・固定テープの交換は1日1回。必ず2名で行う。
・トーマスホルダーの連続使用は原則24時間。


・チューブの固定
①テープ固定の場合
看護師2名にてセミファーラー位で行う。
1)門歯固定:口角に比べ挿入の長さが変化する
2)口角固定:皮膚傷害に注意、口角とチューブが接触しないよう注意



②トーマスホルダーチューブ

・ネジ固定により挿管チューブをすばやく固定取り外しができる
・バイトブロックを同時に装着できる
・装着前にスライドバーを外す
・24時間限定での使用
・口腔ケアができない


③アンカーファスト

・挿管チューブの位置を簡単に移動できるため、皮膚障害予防となる。
・数日間装着したままが良いため、剥離刺激を防げる