2021年2月のブログ記事

  • 12誘導心電図 ST部分の異常

    通常、ST部分は平坦で高さはP波の始まり部分と同様に基線に一致する。 心筋の虚血、壊死、炎症、肥大、電解質異常によりSTは変動する。 成人では虚血性心疾患が多くを占める。 ●ST上昇 ドーム状(上に凸) 直線型 水平型 下記二つはBrugada症候群。(睡眠時、安静時にVfを引き起こす可能性あり)... 続きをみる

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  • 12誘導心電図 P波の異常

    P波とは心房が収縮するときに心筋内を流れる電流のこと。 洞結節が右にあるため、右房が収縮し、わずかな差で左房が収縮する。 つまりP波の前半は右房、後半は左房の収縮を示す。 正常洞調律のP波はI,Ⅱ,aVf,V3~V6誘導では陽性波となる。 aVRでは陰性波を示す。 様々なP波 正常P波 :高さ2.... 続きをみる

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  • 12誘導心電図の基本

    ●電極の貼り方 ※V4R:右鎖骨中線第5肋間 V3R:V1とV4Rの中間点 V1:右室外壁 V2:右室外壁と左室前壁 V3:心室中隔 V4:心室中隔と左室前壁 V5:左室前壁と側壁 V6:左室側壁 右側壁:V4R、V3R、V1 左側壁:aVL、Ⅰ、V5、V6の異常を示す 下壁:Ⅱ、Ⅲ、aVFの異常... 続きをみる

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