CEZ

●セファゾリン(セファゾリン)CEZ 


主な抗菌スペクトラム  
・MSSA、レンサ球菌などのグラム陽性球菌  


主な適応  
・蜂巣炎、尿路感染症、肺炎、心内膜炎、関節感染症、胆道感染症
・手術時の予防投与(下部消化管や一部の頭頸部を除く大半の手術)
 →手術前のB群レンサ球菌感染症の予防 
・MSSA感染症(髄膜炎を合併した心内膜炎以外)


投与方法
2g 8時間毎。40kg以上で適応  40kg 未満の患者では 50mg/kg 8時間毎


注意点  
・髄液移行が悪いので、感受性菌の場合でも髄膜炎では使用できない。
・併用注意 Wf,利尿薬(腎障害の憎悪)
・FOY、フサン、シメチジン、ファモチジン、アミノグリコシド抗生物質と混合すると混濁することがある。


コメント
・MRSA以外のブドウ球菌用。MSSAに最も効果があるため周手術期といればコレ。