疫学で用いられる用語

  • 感 度 : ある疾患がある人に対して、その検査を行って陽性になる確率  もちろん偽陽性(b)もある。
  • a/(a+c)で計算
  • 感度が高い ということは①偽陰性(c)が少ない ② 疾患がある人を、疾患ありと診断できる(a)                    
  • つまり偽陰性cが少ない=陰性であれば真陰性D=その病気を持っている確率は非常に低いということ。
  • 除外診断に有用。


  • 特異度 : ある疾患がない人に対して、その検査を行って陰性になる確率(もちろん偽陰性もある)
  • d / ( b + d )
  • 特異度が高いということは①偽陽性が少ない(b) ② 疾患がない人を、疾患なしと診断できる(d)
  • 確定診断に有用 で、 特異度が高い検査=その検査が陽性であればその病気を持っている確 率は非常に高い
  • つまり偽陽性bが少ない=陽性であれば真陽性aであるということ。

  ●このpdfがとてもわかり易い!!!(https://www.jsph.jp/covid/files/5BAA6E3.pdf)


  • 陽性的中率 : 検査が陽性だったときに、その疾患が本当にある確率
  • a / ( a + b )
  • 陽性的中率が高いということは真陽性aの確率が高いということ


  • 陰性的中率 : 検査が陰性だったときに、その疾患が本当にない確率
  • d / ( c + d )
  • 陰性的中立が高いということは真陰性dの確率が高いということ


   

  • RR:相対危険度 : 曝露群と非曝露群の疾患頻度の比
  • → RR = {a / ( a + b )} / {c / ( c + d )


  • RRR:相対危険度減少率 : 1 から相対危険度を引いたもの
  • → RRR = 1 - RR


  • ARR:絶対危険度減少率:非曝露群と曝露群の疾患頻度の差
  • → ARR = c / ( c + d ) - a / ( a + b )


  • NNT:治療必要数:1 人を治療するために、何人の治療(などの曝露)が必要か
  • → NNT = 1 / ARR