肺保護戦略

・高い気道内圧→圧外傷barotrauma

・高い容量→容量外傷volutrauma


・上2つはVILI,VALIの原因 これは吸気時に着目した合併症


一方、高PEEPと低いPEEPでは低PEEPに肺障害が生じることがある

・これは肺胞の拡張・虚脱をくりかえすことが原因である

・atelectraumaという


これらのことから圧外傷・容量外傷を防ぐためにvt・プラトー圧を低くし

atelectraumaを防ぐため高PEEPに設定する。


この結果、Ve低下・高Paco2・呼吸性アシドーシスを招きやすい。


ARDS患者において、高いPEEP 6ml/kg未満のvt、40cmh2o未満のPIP、高二酸化炭素血症の許容

→permissive hypercapnia(パーミッシブハイパーカプニア)


⚫️駆動圧というかんがえかた

一般にPCVではプラトー圧(PIP)上昇は死亡率悪化と考えられがち。

PEEPをあげるPIPも上昇するため高PIPは懸念されがちだった。


しかし実際はPEEPをあげても駆動圧(Δp)が同様であれば死亡率に変異はないという考え方となる