Men's Ns のメモ書き

消化器外科に務める男性看護師。その学習メモ。

発熱の鑑別

発熱が生じた場合、感染性のものか、非感染性のものかを判断する。


38.3~38.8度:感染性or非感染性
38.9~41.0度:感染性
41.1度~:非感染性 といわれている


●感染性の場合
➀q-sofaを用いて敗血症かどうか鑑別する。→2項目以上で敗血症疑いとなる。
・呼吸回数22回/分以上
・sBP100mmhg以下
・意識レベルの変容(GCS15未満) 


②身体初見
・頭頸部(結膜/口腔内)
・胸部(心音/肺音)
・腹部(季肋部/便性状・回数)
・背部(脊柱/CVA叩打)
・皮膚(褥瘡/創部)
・四肢/関節
・体外ルート/チューブ類


③患者情報
・既往歴
・入院後の経過
・薬歴、アレルギー歴
・過去の抗菌薬、培養結果
・手術歴
・主訴


④各種検査
・血液検査
・尿培養/尿沈渣
・血液培養
・胸部レントゲン
⁺α
・肺炎疑いなら喀痰培養
・CRBSI疑いならカテ抜去⁺培養
・CDIなら便培養
・髄膜炎疑いならルンバール
・3D検討(デブリ、ドレナージ、デバイス除去)


感染症
・腎盂腎炎(CAUTI)
・SSI
・肺炎
・CRBSI
・CDI
・急性前立腺炎
・急性胆管/胆嚢縁
・I.E
・椎体炎
・腸腰筋膿瘍
・腹腔内膿瘍
・結核
・EBウイルス


非感染症
・DVT
・儀痛風
・SJS(スティーヴンス・ジョンソン症候群)
・TEN(中毒性表皮壊死症)
・薬剤熱 ※➀
・輸血副作用
・急性膵炎
・副腎不全
・甲状腺機能亢進
・無気肺
・腫瘍熱 ※➀
・血腫吸収熱
・膠原病 ※➀
・脱水


※➀は比較的徐脈が生じやすい。
通常、体温が0.5度上昇するにつれ脈拍は10回/分上昇する。
目安として39度でHR110bpm/分以下 40度でHR130bpm/分以下とされている。
比較的徐脈とは発熱しているにも関わらず、頻脈にならないこと。
※➀病態で比較的徐脈が生じやすいとされている。(特に薬剤熱)